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ニュース解説 2026年10月28日

リップルが米国で「信託銀行」に 暗号資産と銀行が融合する大きな一歩

リップルが米国で「信託銀行」に 暗号資産と銀行が融合する大きな一歩

今日は、暗号資産と銀行の関係を考えるうえで非常に重要なニュースです。

リップルが米通貨監督庁(OCC)から、「Ripple National Trust Bank」設立の最終承認を受けました。

簡単に言えば、リップルが米国政府の監督を受けながら、デジタル資産に関する金融サービスを提供できる信託銀行を持つことになります。

普通の銀行とは何が違うのか

今回の信託銀行は、私たちがふだん使っている銀行のように「預金を集めて住宅ローンを貸す」銀行ではありません。

主な役割は、次のとおりです。

RLUSDの準備金を管理する
RLUSD保有者のために担保を管理する
企業などのデジタル資産を安全に保管する

つまり、「デジタル資産を扱うための銀行」と考えると分かりやすいでしょう。

RLUSDの信用力にも重要

RLUSDは、リップルが展開する米ドル連動型のステーブルコインです。基本的に1RLUSD=1ドルを維持するため、裏側には米ドル預金や米国債などの準備資産があります。

今回、その準備金の管理などを、連邦政府の監督下にある信託銀行が担えるようになります。

これによって、銀行や大企業などがRLUSDを利用する際の信用・規制面の土台がさらに強くなる可能性があります。

世界にどんな影響があるのか

ここが非常に重要なところです。これまでは、銀行=既存の金融、暗号資産=新しい金融と、別々に考えられてきました。

しかし今回の流れは、銀行+ステーブルコイン+ブロックチェーンを、同じ金融システムの中でつなげようとしています。

将来的には、企業が次のようなことをブロックチェーン上で行う世界が、さらに近づいてきます。

海外送金
企業間決済
資金管理
デジタル資産の保管
トークン化された資産の取引

つまりリップルは、単なる「XRPの会社」ではなく、世界の金融機関がデジタル資産を使うためのインフラ企業へ進もうとしているわけです。

XRPへの影響は冷静に見る

ここは冷静に考えたいところです。「信託銀行ができた=XRPの価格に直結する」というわけではありません。RLUSDとXRPは別の資産です。

一方で、リップルの金融インフラが広がり、世界の銀行や企業との接点が増えることは、リップルのエコシステム全体にとって大きな意味があります。

今後注目したいのは、次のような点です。

RLUSDの利用量が増えるのか
XRP Ledgerの利用が増えるのか
決済でXRPがどれだけ使われるのか
銀行・企業との提携が増えるのか

実際の利用が広がるかどうかが、長い目で見たときのポイントになるという見方があります。

まとめ

今回いちばん重要なのは、暗号資産企業が既存の金融の外から銀行を壊すのではなく、既存の金融の中に入って、銀行とブロックチェーンを融合させ始めたということです。

リップルのCEOも、「暗号資産と銀行は共存した方がうまくいく」という考えを示しています。

これからは「銀行か暗号資産か」ではなく、銀行×ステーブルコイン×ブロックチェーンの時代になっていく可能性があります。

短期的な価格だけを見るのではなく、「リップルが世界の金融インフラの中にどこまで入り込んでいくのか」という大きな視点で見ていきましょう。投資の判断は、必ずご自身の責任で行ってください。


出典:CoinPost

みんなのマネースクール あい学長

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